レポート 8/13/2020
現世代機版 - コートサイド・レポート

2K ファンの皆さん、こんにちは!今年は多くの方にとって変化の多い年であり、以前より自宅で過ごす時間が増えて、日々の生活の大部分をバーチャルの世界で過ごしていることでしょう。このブログがきっかけで、そんなバーチャルな世界の中でも『NBA 2K21』でバスケをプレイする新たな一年間を楽しみにしていただければと思います!この一年間は、Visual Concepts の私たちにとっても多忙であり、皆さんに現世代機と次世代機の両方で最高のバスケ体験を楽しんでいただけるように開発を続けてきました。次世代機の新たなテクノロジーとパワーによって、より進化した2K のバスケットボール体験を皆さんと共有することを楽しみにしています。今日は9月4日(金)に PS4、Xbox One、Nintendo Switch、PC で発売される現世代機版『NBA 2K21』のゲームプレイの改善点についてお話しします。さらに、8月24日(月)にPS4、Xbox One、Nintendo Switch向けの体験版を配信しますので、実際にゲームをプレイしてみたい方は必見です!

デイムタイム

今から少し前に、カバー選手のデイミアン・リラード選手に Zoom によるインタビューを行いました。彼も2K のゲームの大ファンであり、『NBA 2K21』のために多くのアイデアとフィードバックをくれました。彼の一番のリクエストは何だったと思いますか?それは MyCAREER で「大柄のポイントガードが作成できるようにすること」でした。彼のリクエストを受けて、ポイントガード の最大身長が203cmになりましたので、アンファニー・ハーダウェイのような長身のポイントガードに憧れていた人たちには喜んでいただけると思います。さらにリラード選手は、ゲームプレイで彼なりの良い点と改善が必要な点についての意見もくれたので、これをファンの皆さんから寄せられているご要望のリストに追加しました。多くのご意見が寄せられたことで、とても良い改善事項のリストが出来上がりました(スローイン時のロングパスなど)。これを受けて、誰にとってもゲームが公平でより楽しくなるような改善策が導入されました。

私たちはこれまでこの世でもっともリアルなバスケットボールゲームを開発することにプライドを持っており、それは今後も変わりません。しかし、私たちが直面する最大の課題は、現実のバスケットボールの試合をよりリアルに再現することと、より幅広いファンが楽しめるゲームをつくることとを両立することです。そこで「プレイヤー間のレベルの差を埋めること」のふたつの議論が重要になります。私たちが理想とするバランスは、新規プレイヤーが気軽に手に取って楽しめるゲームでありながら、ベテランプレイヤーであればより優れた技を披露できるような、プレイヤーのレベルに柔軟に対応できる設定にすることです。それを実現するために、私たちは多数のスライダーを用意して、ゲーム内の様々なモードで、それにふさわしい設定を慎重に選択しました。クイックマッチで初めて CPU を相手にプレイするときでも、パークで友達と一緒に遊んでいるときでも、ステージや 2K PRO-AM などの競技性の高い白熱したマッチを楽しむときでも、『NBA 2K21』には多種多様なゲームプレイ体験と、誰もが楽しめる仕掛けが用意されています。

ゲームプレイのバランスを取り、バスケットボールコートでの体験を楽しいものにするために私たちが追加した機能が大々的に宣伝されることはありませんが、「NBA 2K」 の長年のファンなら変化に気付き、開発チームの努力を喜んでくださるのではないかと考えています。

プロコントロール

プロコントロールは何年もの間、2K のバスケットボールを代表するシステムとなっており、導入以来ほとんど変更は行われていませんでした。『NBA 2K21』ではこれを大きなチャンスととらえて、オフェンスのゲームプレイに新たな要素を追加しました。以前はプロコントロールのスティックをどの方向に倒してもジャンプシュートを打てました。しかし、そのせいで右スティックをドリブルコントロールとして十分に活用することができていませんでした。そこで今年はプロコントロールの仕組みに大幅な変更を行いました。まとめると以下のようになります。

  • 右スティック を下に倒したままにする = ジャンプシュート
  • 右スティック 右か左に倒したままにする = エスケープドリブルムーブ
  • 右スティック を上に倒したままにする = シグネチャーサイズアップ
  • 右スティック を短く倒す = 1 vs. 1のクイックドリブルムーブ
  • ダッシュボタンを押しながら 右スティック を短く倒す = クイックモーメンタムドリブルムーブ

この変更により、使用可能なドリブルムーブの種類が大幅に増加し、より直感的な操作が可能になりました。数試合プレイすればすぐに新しい操作方法に慣れて、アンクルブレイクを決められるようになっているでしょう!操作方法の変更に加えて、ムーブ自体もリニューアルされて感度が高まり、前後の動作がよりスムーズになりました。ストリートムーブの操作は左トリガーのタップに変更されたので、パークでディフェンダーをかわすときに間違って誤爆してしまうことがなくなりました。NBA サイズアップについては、ジェームズ・ハーデンのビトゥイーンザレッグ・ドリブル、コービーの新バージョンのダンス、ケビン・デュラントの得意技ヘジタント・クロスオーバーなど、新たなシグネチャームーブが多数追加されています。今年は NBA レジェンドのネイト・ロビンソン選手がモーションキャプチャーに参加して、とてもユニークなムーブを披露してくれました。一体どんなムーブなのかは、プレイしたときのお楽しみです!また、サイズアップドリブルがプロコントロールのスティックを上に倒したまま左スティックを任意の方向に倒すことで行えるようになりました。また、パークでは14種類、NBA では36種類のサイズアップが選択可能になっています。これに1 vs. 1のサイズアップパッケージとカスタマイズ可能な新たなエスケープドリブルが加わり、『NBA 2K21』ではほぼ無限のドリブルコンボが実現可能になっています。

シュート

プロコントロールのアップデートで恩恵を受けたのはドリブルムーブだけではありません。注目すべきはジャンプシュートとゴール下でのフィニッシュです。今年はペリメーターからはもちろん、ゴール下からでもシュートを決められるようにしたいと考えて様々なアイデアを試行錯誤し、複数の新たなシュートのメカニクスを試しました。最終的に採用されたのは、『NBA 2K17』で試していたものとほぼ同様のコンセプトの「マニュアルシュートの照準」です。ただし、『NBA 2K17』では照準はあまりスキルを必要とせず、プレイヤーがフィードバックを得られなかったことから、上手く機能しているとは言えませんでした。これを教訓として、今回のアップデートに活かしました。『NBA 2K21』では、プロコントロールでシュートを行うと、シュートメーターがタイミングゲージから照準システムへと変化します。従って、メーターが最適な範囲に来たところで止めるのではなく、照準が目標の中央に来るようにリアルタイムでプロコントロールを操作する必要があります。照準範囲は選手の能力やシュートレンジ、ディフェンダーの存在によって大きく変化し、シュートの難易度に応じて左や右に移動します。狙いを左や右に大きく外すと、シュートは外れます。前述した新しいスライダーを使えば、難易度「殿堂入」ではほんの少しの角度の違いで、低めの難易度では決まるはずのシュートがエアボールになってしまいます。また、シュートモーションが終了するまでたっぷり時間を使って狙いをつけることが可能になりました。言い換えれば、プロコントロールでシュートを打つ際にリリースタイミングを気にする必要がなくなります。ですが、もしあなたのタイミングが完璧で、さらに高度なメカニクスに挑戦したい場合は、シュートが射程の頂点に達したときにプロコントロールのスティックを中央にするか、トリガーをタップしてタイミングと照準をロックすることができます。ロックすると、シュートメーターが短い間点滅します。タイミングと照準を完璧にこなせれば、最大の確率でシュートを決めることができます。

この照準のコンセプトはゴール下でのレイアップにも適用され、実際のバスケにおけるゴール下での「優れたタッチ」が再現されます。ドライブ中にプロコントロールのスティックを任意の方向に倒すとレイアップを開始できるのは以前と同じですが、今後はスティックを素早く半回転して照準の中央にカーソルを合わせる必要があります。レイアップの照準を上手く狙えれば、ディフェンダーから激しいシュートチェックを受けている状態でもシュートを決められるようになります。個人的には、プロコントロールのシュートに慣れてしまうと、以前のボタンによるシュート操作には戻ることができないと感じました。スティックによるシュートは単にボタンを長押しして離すだけの操作よりも複雑であることから、リスクに対するリターンも大きくなります。プロコントロールでのシュートをマスターできれば、グリーンを獲得して高難易度のシュートを決められる可能性がさらに高くなるので、競争的なプレイを楽しまれる多くの方にプロコントロールのシュートを気に入っていただけるでしょう。もちろん、従来のボタン操作を好まれる方のために、シュート照準を無効化するオプションも用意されています。

シュートのアニメーションに関しても、ハーデンの独特ななど、複数の新たなシュートが追加されています。また、パークではアウトサイドからシュートを決めたときに披露できるジャンプシュートランディングが40種類以上新しく追加されました。

ディフェンスに関しては、以前よりもインサイドにおけるビッグマンの存在感が強く感じられるでしょう。ブロックのターゲティングが改善されて弱いシュートがブロックしやすくなっており、ペイントエリア内での接触時のカバー範囲が拡大したことで、昨年に猛威を振るったなどの強力なムーブを抑えやすくなっています。

モーションスタイル

昨年はシグネチャードリブルスタイルが導入されて、マジック・ジョンソンのアップコート・ワドルやスティーブ・ナッシュのフィンガー・リックなどが追加されました。このアップグレードがディフェンスにも適用されるようになり、ディフェンス・シグネチャームーブが追加されています。マイプレイヤーのアニメーションに利用できる仕草のモデルになった NBA 選手は、ラッセル・ウェストブルック、ヤニス・アデトクンボ、レブロン・ジェームズ、カワイ・レナード、パトリック・ビバリー、アンドレ・イグダーラ、ドレイモンド・グリーンなどです。さらに、ボールを持っているときも持っていないときも、アニメーションが洗練され、スティック操作への感度と一貫性が高まっています。

バッジ

アップグレード時にバッジを交換できる昨年のバッジシステムのリニューアルは好評をいただきました。これは『NBA 2K21』でもご利用いただけます。私たちは『NBA 2K20』の発売以来、どのビルドタイプにどのバッジが多く使われていて、どのバッジがあまり使われていないのかを知るためにデータを収集してきました。これは『NBA 2K21』でバッジのデザインをリニューアルするために大いに役立てられています。有効なバッジが増えて、どのバッジも魅力的になり、より幅広いアプローチで試合の流れを変えられるツールが増えるでしょう。また、最新作ではクイックドローを廃止して、ジャンプシュートクリエイターに発売スピードを復活させました。これで貴重なバッジポイントを1つ無駄にすることがなくなります。

最後に

いつものように、最高のバスケットボールゲームを皆さんにお届けするために、VC South で本作の開発に尽力している才能あふれるゲームプレイ・エンジニアやプロデューサーたちに感謝の言葉を述べたいと思います。現世代機版『NBA 2K21』はバーチャルのバスケットボール体験における大きな飛躍ですので、まもなく発表される次世代機版の情報も楽しみにしていてください。2K ファンの皆さんに明るい未来が待っていることを信じています。まもなく公開される情報にご期待ください!一年を通して本作を支援し、ご意見をお届けいただきありがとうございました。「NBA 2K」シリーズは常に情熱的なファンと業界の献身的な開発者とのコラボレーションの賜物であり、皆さんのご協力なしでは現在の2K はあり得ませんでした!今後も健康で安全にお過ごしください。またバーチャル・ストリートでお会いしましょう!

  • マイク・ワン(@Beluba)、「NBA 2K」ゲームプレイ・ディレクター

 

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