レポート 10/21/2020
次世代機版『NBA 2K21』ゲームプレイのコートサイドレポート #3

次世代機版『NBA 2K21 ゲームプレイのコートサイドレポート #3 - マイプレイヤー とAI

2K ファンの皆さま、私がお届けする最後のコートサイドレポートへようこそ。残すところあと数週間で、次世代機版『NBA 2K21』が発売されます。Xbox Series X|S版は11月10日(火)に、PlayStation®5版は11月12日(木)に発売です*。

シュートから選手の動きや衝撃を再現した革新的な技術、大幅に強化されたゲームプレイまで、ここまで様々な内容についてお話してきました。しかし、マイプレイヤーの新要素について知りたい方や、シミュレーションがどのように進化するのかについて知りたい方も多いでしょう。このブログでは上記についてお話します!今週は情報量がとても多いので、できる限り要点をまとめてお伝えします。

 

プレイヤービルド、バッジとテイクオーバー

次世代機版のマイプレイヤービルドは何と言ってもカスタマイズの幅が魅力です。私たちは過去数年に渡ってユーザーの皆さまからの多くのご意見に応えてマイプレイヤーのビルドを進化させてきました。皆さまからの要望が多いのはカスタマイズ・オプションの増加です。そこで以下のような変更を行いました。

円グラフの廃止:次世代機版では、スキルが振り分けられているプリセットの円グラフから選択することがなくなり、プレイヤーが選択した個々の評価の上限まで自由に設定することが可能になります。もちろん、基礎データに応じた制約があり、すべてを最大にすることはできませんが、自分の思い通りの選手を作り出す自由度が高まります。

 

バッジ:次世代機版では熟慮の末にバッジのデザインを見直しました。人気のバッジの多くは次世代機版にも登場しますが、そのほとんどは機能が大幅に変更されています。また、新しいものや復活したもの、そして廃止されたものもあります。バッジポイント システムと装備方法はこれまでと同じで、任意のモードで様々なカテゴリー(フィニッシュ、シュート、プレイメイキング、ディフェンス/リバウンド)で好成績を残すとバッジポイントを獲得し、そのポイントを関連するカテゴリーの好きなバッジに適用できます。次世代機版でプレイする際は、過去には重視していなかった様々なバッジを試してみるのがおすすめです。意外にあなたのプレイスタイルに役立つ、新たなお気に入りのバッジが見つかるかもしれません。新たなバッジと復活するバッジ、そしてそれぞれの機能は以下のとおりです。

  • 大胆不敵なフィニッシャー: コンタクトレイアップがブーストされ、疲労が減少
  • ヒートシーカー: インサイドシュートのテイクオーバーメーターの進行状況がブースト
  • ハイライト フィルム: 派手なダンクでチームメイトのテイクオーバーメーターの進行状況がブースト
  • フックスペシャリスト: フックシュート スキルがブースト
  • リバイブドポスタライザー: コンタクトダンク!
  • ライズアップ: 密集エリアでのスタンディングダンクのスキルがブースト
  • アンチフリーズ: 不調によるテイクオーバーの進行状況が失われにくくなる
  • ブラインダー: ジャンプシュートの際、周囲のディフェンダーからの影響が低下
  • サーカススリー: プルアップとステップバック3ポイントのスキルが向上
  • フェードエース: すべてのポストフェイダウェイがブースト
  • ホットショット: ジャンプシュートを決めるとテイクオーバーの進行状況が素早く上昇
  • ディープスリー: 3ポイントシュートの射程距離がデイムやカリー並みに伸びる
  • リズムシューター: サイズアップからのシュートやワンステッププルアップのシュート成功率がブースト
  • セットシューター: シュート態勢に入ってからシュートを打つまでの時間が長いほど成功率が上昇
  • スナイパー: プロコントロール照準使用時のシュート成功率が向上
  • ストップ & ポップ スリー: トランジションからのプルアップで3ポイントシュートを打ちたい、JJ・レディックのファンのために実装
  • ブレットパサー: レブロンのような弾丸パスを出せるようにしました
  • リレーパサー: アシストパスでシューターの能力がブースト
  • スペシャル デリバリー: 派手なパスでアシストした際のパサーとレシーバーのテイクオーバー進行状況をブースト
  • アンクルサポーター: ボール保持者からアンクルブレイカーを受けにくくなる
  • クラッチ ディフェンダー: クラッチな瞬間のディフェンス評価がブースト
  • ホットストッパー: スティール、ブロックなど、良いディフェンスを行ったときのテイクオーバーの進行状況をブースト

重複していたり、新しいデザインに合わなかったり、プレイヤーがあまり利用していないために廃止したバッジは次のとおりです:安定したフィニッシャー、コンタクトフィニッシャー、クロスキー スコアラー、ファンシーフットワーク、速攻フィニッシャー、ディープフック、ピック&ローラー、無慈悲なフィニッシャー、ショータイム、ディープフェード、フレキシブル リリース、ホットスタート、ピック&ポッパー、ポンプフェイク マエストロ、レンジ エクステンダー、クイックドロー、安定したシューター、パスフェイク マエストロ、派手なパサー、ロブシティパサー、電光石火、引っ越しトラック。

テイクオーバー:2K シリーズをプレイしたことがない方のために説明すると、「テイクオーバー」は絶好調になって試合を支配できる能力です。ここ数年に渡って人気の機能なので、次世代機ではこれをさらに強化しようと考えました。

テイクオーバーを8種類の基本的なアーキタイプのみに制限するのではなく、24種類の能力に細分化しました。勢いに乗ったときに発動する一種のバッジのようなものだと考えてもいいでしょう。

  • 高度なギャザー: より成功率の高いスピン、ユーロ、ホップステップ、クレイドルギャザーがアンロックされます
  • フィニッシュ ムーブ: リム下でコンタクトに耐え、シュートを決められるように
  • 簡単な抜き去り: スラッシャーがドリブルでディフェンダーを抜き去る能力が強化
  • プルアップの正確さ: ドリブルからタイミングよく、上手く狙ったシュートの成功率がブースト
  • アンクルブレイクシュート: スピンやステップバックジャンプシュートでアンクルブレイカーの発生率が増加
  • マイナス影響: プルアップやその他のスキルシュートへのディフェンスの影響を低下
  • 無限レンジ: シュート可能距離がロゴまで伸びる
  • スポットアップの正確さ: タイミングや狙いの良い、静止状態のジャンプシュートの成功率がブースト
  • チーム評価ブースト: プレイメーカーがチームのオフェンシブレーティングをブースト
  • チームテイクオーバー ブースト: チームメイトのテイクオーバーの進行状況をブースト
  • チームバッジ ブースト: チームメイトのバッジのランクを1段階ブースト
  • エクストリームクランプ: 鉄壁のディフェンスでドリブルのボールを奪う
  • ペリメーター バッジドロップ: 近づくとシュートする選手のバッジのランクを1段階下げる
  • 強化ジャンプシュート チェック: ジャンプシュートに対するディフェンスをブースト
  • スタッフブロック: スワットブロック、バックボードピン、グラブブロックをアンロック
  • ペイント インティミデーション: リム近くでのシュートへの影響力をブースト
  • インテリア バッジドロップ: ペイント内で相手の得点バッジのランクを1段落下げる
  • ボックスアウト ウォール: 相手を押し出して楽にリバウンドを取る能力が向上
  • 未来予知: シュートが外れた時にボールがどこに飛ぶかを表示
  • リバウンドというアシスト: リバウンド後のキックアウトパスがチームメイトのシュート能力をブースト
  • パワーバックダウン: ポストアップ時にディフェンダーを容易に押し込めるように
  • ポストプレイメイキング: ポストからパスを出す時、チームメイトのオフェンス能力をブースト
  • 高度なポストムーブ: ポストムーブでディフェンダーをかわしやすくなる
  • ポストシュート ダガー: フック、フェイド、ショルダーフェイクシュートの成功率が上昇

さらに、テイクオーバーが複数のランクで構成されるようになりました!評価の上限と基礎データが決まったら、作成するビルドに応じて上記のサブセットのリストが表示されます。そしてプライマリとセカンダリにそれぞれ1つずつ能力を設定可能で、両方のスロットに同じ能力を設定すれば効果が倍になります。試合では、まずはプライマリのテイクオーバーメーターが増加します。プライマリがいっぱいになったらすぐに発動できますが、セカンダリのメーターがいっぱいになるまで待つこともできます。ターンオーバーしたり、ひどいシュートミスをするとメーターの進行状況が減少するリスクがあるので注意が必要です。しかし、セカンダリメーターまでいっぱいにできたら、プライマリとセカンダリの両方のテイクオーバーを同時に発動することが可能で、さらに発動時間も延長されます。それだけでなく、さらなるパワーで敵を圧倒したいなら、そこからさらにチーム テイクオーバーメーターがいっぱいになるまで待つこともできます。3つすべてのメーターをいっぱいにしてから発動すると、チーム全体のテイクオーバーが発動して、相手を圧倒することができます。現世代機版と同じように、チームテイクオーバーを発動すると、マイキャリアの試合でもチームメイトをコントロールできるようになります。マイキャリアのファンの皆さまにとっては喜ばしいことでしょう!

テイクオーバーに関して、最後にもうひとつお知らせがあります。残念ながら不慮の事故で急逝された、私たちの友人であるコービー・ブライアント選手に何らかの形で敬意を表したいと考えました。すべてのバッジポイントを獲得すると、マンバ メンタリティー バッジを受け取れ、これを使うとテイクオーバーをいつでも変更可能になります。あなたもコービーのように、試合ごとに変えるスタイルでテイクオーバーできるようになります!


次世代機版のAI

次世代機はゲームプレイの様々な部分を見直す機会となりました。特に、人工知能(AI)に対して大きな影響がありました。誰でもすぐに気がつくものもあれば、バスケットボールの成績の分析に詳しい人でなければ気付かないようなものもあります。ひとつだけ確かなことは、『NBA 2K21』は、今後も実際のスポーツを正確に反映することに関して業界をリードし続けるだろうということです。これは私たちの誇りであり、「NBA 2K」シリーズのファンの皆さまは高く評価してくださると信じています。

 

ディフェンス

  • スイッチのロジックをアップデート: ボールを持っているときと持っていないときの両方のスクリーンのロジックを書き直し、オートスイッチのロジックを洗練させて、好ましくないスイッチを減少させました。AI がスクリーンなしにスイッチを要求したり、選手をオープンにしてしまう状況は減少するでしょう。
  • アダプティブ コーチング エンジン(ACE)がボールを持たないときの以下のアクションを認識して対応するようになりました: フレアスクリーン、ダウンスクリーン、バックスクリーン、ハンドオフ。
  • CPU のディフェンダーがテイクチャージできるポジションに入るロジックを改善しました。
  • ディフェンスへの切り替えを改善しました。
  • ヘッジディフェンス システムを見直し、スクリーンのポジショニングと角度を改善しました。
  • L1/LB を長押しすることで、ダブルチームではなく、ヘルプディフェンスを要求できるようになりました。これはボール保持者を守る際に効果的で、AI が適切なタイミングでヘルプに来てくれることを待つ必要がなくなり、ボタンを長押しすることで自分でヘルプディフェンスのタイミングをコントロールできるようになります。
  • ディフェンダー同士が障害物を回避して動く際のロジックを改善しました。これは先週のブログで紹介したオフボール時の動きに呼応して機能します。

 

オフェンス

  • 次世代機のゲームプラン: これはプレイヤーと AI がチームのために、より細かなゲーム戦略を選択できる優れた新機能です。以前はレブロンとの共闘でピック&ロールを選ぶことは選択できましたが、新しいシステムでは AI がチーム最強の選手を対象に選択することが可能になります。たとえばレイカーズなら、単にピック&ロールを行うのではなく、レブロンとアンソニー・デイビス限定でピック&ロールを行えます。ポーズメニューに新たなゲームプラン オプションが追加されています。ゲームプランには試合中のコーチング(OTFC)からアクセスでき、事前に選ばれた8つのゲームプランから選択可能です。各ゲームプランにはデフォルトのオプションが最初から用意されているので、プレイヤーは1つのオプションを選択すれば、そのゲームプランのすべてが利用可能になります。選択可能なゲームプランの例を2つご紹介します。
    • スターを中心にプレイ: このゲームプランでは ACE が自動的にチーム内で最強のスコアラーを選択し、プレイとフリーランスアクションの両方を通して、その選手のみを中心にオフェンスを展開します。また、スターのプレイスタイルに合わせてテンポとリバウンド設定を自動的に選択します。
    • インサイドを力強く攻める: ACE がチーム内で最強のポストスコアラーを自動で選択し、その選手限定でポストからのオフェンスを実行します。
  • ダブルチームに対応する AI: オフェンスの AI の選手が動きを減らして距離を取り、シューターが3ポイントラインの背後に位置して、過剰なダブルチームの隙を突くようになります。
  • 試合終了時のロジック: シュートクロックに合わせてブザービーターを狙う AI が改善されました。
  • スターターとベンチのお気に入りのプレイ: 今年はスタメンとベンチから出場するセカンドユニットのそれぞれに、お気に入りを設定してプレイできるようになりました。
  • 選手固有のプレイと選手固有のボールスクリーンの操作を L1/LB ボタンに戻しました。これは要望が多く寄せられていたもので、アイコンピックコントロールを素早く使用できるようになります。お気に入りのプレイは十字キーで選択できるようになりました。
  • プレイとフリーランスのフロー:
  • AI の選手が間違ってアウトオブバウンズに立つことがあった問題を修正。
  • 新たなピック&ロールのスペーシング: 新たなスペーシングのコードにより、ピック&ロールとアイソレーションのセットでドリブルによるペネトレーションにさらなる調整を行えるようになりました。安定性が増しましたが、シーズン中のプレイと AI のアップデートで今後も時間とともに改善されていくでしょう。
 

最後に
数週間前に現世代機版『NBA 2K21』のブログ記事でもお伝えしたように、今年は2K にとって波乱万丈な一年となりました。在宅勤務に移行して、現世代機と次世代機の両方で『NBA 2K21』を発売する必要がありました。大変な年であったにもかかわらず、Visual Concepts の開発チームのスタッフの才能とガッツには驚かされました。力を合わせて、間違いなく家庭用ゲーム機史上、最高のバスケットボールゲームを創り上げてくれたことに対して、すべてのゲームプレイエンジニアとプロデューサー(そしてその家族)に感謝いたします。私はこれまで毎日、本作の制作とテストを繰り返してきましたが、今でもゲームを起動してプレイするたびにワクワクします。このコートサイドレポートを通して、ゲームプレイ開発チームが、皆さまに楽しんでいただけるよう創り上げた素晴らしいゲームの内容を少しだけもお伝えできていれば幸いです。次世代機の新たな時代においても、皆さまからのご意見やご要望が「NBA 2K」シリーズのさらなる改善と発展に役立てられますので、今後もご意見をお待ちしています。このブログ記事を読んで次世代機版『NBA 2K21』に興味を持っていただけたなら、これ以上に嬉しいことはありません。他にも、コートの外での驚きのニュースがまもなく発表されます!お楽しみに。

 

 マイク・ワン @Beluba(NBA 2K ゲームプレイディレクター)

 

*次世代機版『NBA 2K21』をプレイするにはPlayStation 5またはXbox Series X|Sが必要です。PlayStaion 5 (ゲーム機)は11月12日(木)にアメリカ、日本、カナダ、メキシコ、オーストラリア、ニュージーランド、および韓国限定で発売され、その他の地域では11月19日(木)に発売されます。

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